親指シフトを始めてからちょうど5か月がたちました。
5か月たってもスピードはそれほど上がってきませんが、気持ちよく入力できています。
ローマ字入力もまだできますが、戻ることはないと思います。もう完全に親指シフトユーザーです。
もし今後なんらかの原因で親指シフトのソフトが使えなくなるとか、親指シフトに適したキーボードが手に入らなくなるようなことが起こると、狼狽してしまうかもしれません。
富士通 親指シフトキーボード販売終了に思うこと
先日、富士通さんが親指シフトキーボードの販売終了を発表されました。
今までずっと販売されていたことがすごいことだと思うのですが、それでも「とうとう来たか」というのが長年親指シフトを使ってこられた方々の感想のようです。
私はもともと専用のキーボードやパソコンではなく親指シフトエミュレータを使って、日本語配列のキーボードからスタートしましたし、親指シフト歴も短いのでそれほどの感想は持っていません。
しかし、親指シフトユーザーである以上、環境構築の選択肢が狭いのはまちがいなくて、気になるところではありました。
親指シフトキーボード探しの旅
「選択肢が狭い」理由は親指シフトには「適した」キーボードが必要ということです。いくつか条件はありますが簡単に言えば「スペースキーが短い」キーボードである必要があります。
私も親指シフトを始めて最初のころキーボード探しには苦労しました。
外付けキーボード
いきなりパソコンを買い替えるのはハードルが大きすぎるので外付けキーボードを購入して練習を始めました。
1台目 ロジクールの K 380
親指シフトユーザーである勝間和代さんがブログで紹介されていて、値段も手ごろだったのでまずはこれで練習を始めました。
2台目 HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列
K380で問題なく入力できるのですが、新しいことをやっているといろいろと情報を集めます。
「HHKBがどうもいいらしい。」いったん気になると使ってみたくなるのが私の悪いクセです。
値段は「キーボードにこの値段?」と思うほど高価です。ただそれだけ使い心地がいいのだろうかと想像は膨らみます。タイミング良く(悪く?)HHKB Professional HYBRIDが新発売されて勢いで購入してしまいました。
ノートパソコン
1台目 Surface laptop 3
親指シフトを始めた当初はSurface laptop 3を使っていましたが、スペースキーが長く親指シフトには向いていないキーボードです。
自宅では外付けキーボードを使えばいいのですが外出先で使いたいときにつらいものがあります。
親指シフトのためだけに数か月しか使っていないパソコンを買い替えるのにはかなり躊躇しました。
2台目 VAIO SX14
とはいえ入力が不便というのはパソコンを使う者としては致命的なので買い替えを決心しました。
候補としてVAIO、富士通、東芝。
販売店のスタッフの方に「スペースキーの短いノートパソコンを」と相談して「???」な顔をされたことも何回かありました。
何度も何度も店頭のサンプルを触りに行き試しましたが、エミュレータをインストールするわけにはいかないので、入力の感覚がいまいちわかりづらいのです。
最終的には10世代のインテルプロセッサーが入っている最新機種ということでVAIO SX14に決定しました。
まとめ
このようにキーボード探しの旅が始まるのは親指シフトユーザーの宿命なのかもしれません。
今使っているものの後継機種でキーボードの配列に変更がなければ問題ないのですが、変更される可能性はあります。
現に東プレの RealForce はスペースキーが長くなるという変更があり親指シフトユーザーに衝撃を与えました。
キーボードの故障、パソコンの買い替えなどのたびに付きまとう問題です。
しかし、親指シフトにはそれを乗り越えて使い続けたいだけの魅力があります。その魅力は使い続けて3か月目くらいから私は感じるようになってきました。
試しにローマ字入力にもどしてみるとその魅力が一層わかります。なかなか言葉では表しにくいのですが、とにかく心地よいのです。
今後も苦労しつつも親指シフトユーザーであり続けます。