行政書士 自宅での開業 メリット・デメリットを考えてみる

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自宅事務所のイメージ

自宅マンションの一室を使っての開業を決めて準備を進めています。

最初は「専ら住宅用として使用する」ことが規約で定められているため、自宅近くのワンルームを借りて開業する予定でしたが、管理会社に確認したところ私の利用方法では問題なく、他にも長年会社を運営されている居住者がおられることも確認できたので自宅で開業することに決めました。

自宅で開業すると決めたものの自分の性格やライフスタイルから「本当に自宅でやっていけるかな」という心配もありますので、1度、自宅開業のメリット・デメリットを考えておくことにします。

自宅開業のメリット

費用が抑えられる

事務所を賃貸した場合

  • 賃貸の初期費用:約15万円
  • 月々の家賃:3万円/月
  • インターネット接続:5,000円
  • 冷暖房、冷蔵庫、ポットなどの家電製品:数万円

など思いつくだけでも20万円を超えてしまいます。

賃貸にかかる費用は私が見つけていた「事務所可物件」のいちばん安い所のものです。まだまだ他にも費用がかかるものがあるでしょう。これだけの費用を抑えられるのは大きなメリットですね。

通勤時間がかからない

自宅近くに事務所を借りられればそれほど問題にはならないかもしれませんが、やはり「通勤時間ゼロ」は魅力です。

自宅に居られる

私が独立をしたかった大きな理由の一つにダルマ(チワワ メス 5歳)の留守番の時間を少しでも減らし、一緒にいられる時間を長くしたいということがありますが、この希望も叶えられます。

自宅開業のデメリット

仕事とプライベートの切り替えが難しい

自宅はリラックスしてのんびりするスペースとして暮らしてきたので、開業してうまく仕事モードに切り替えられるかなという不安はあります。一度家から出て事務所に行くという行為があるほうが切り替えしやすくていいのかもしれません。

移動に時間がかかる・交通費がかかる

業務は事務所だけで完結するものではなく、お客様のところや役所へ出向く必要があるのが通常です。

私の自宅はどちらかというと田舎で市街地に出るには電車で1時間弱はかかるところです。

どういう業務をやっていくかにもよりますが、移動に時間がかかる可能性は高くデメリットになりそうです。

ライフスタイルの変化

もともと寝室として使っていた部屋を事務所にするべく、レイアウトを検討しています。

ベッドをおくスペースがなくなるためマットレスを他の部屋にたてかけて保管し、和室に布団を敷いて寝ることにしました。

妻にとってはこのライフスタイルの変化は少なからずストレスになる部分もあるかと思います。

それでも前向きに受け入れてくれて、一緒に事務所づくりを考えてくれる妻に感謝です。

まとめ

自宅開業にしても事務所を借りるにしてもどちらにもメリット・デメリットはあるものです。

メリットは最大限享受しつつ、デメリットはしくみなどを考えてメリットに変えていけるような工夫をしていく必要がありますね。

この事の執筆者


大西 務(おおにし つとむ)

京都府在住。1974年生まれ。2007年行政書士試験に合格。製薬会社の薬事部門で申請や届出などの業務を10年行い、2019年末に退職。2020年7月に「行政書士大西事務所」を開業→2024年9月廃業。50歳を前にして離婚も経験。温泉好きのいぬバカが書いています。

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